【ユニセフまとめ】貧困の支援に関すること

最終更新日 2024年4月15日 by babylo

日本はかつて先進国と言われ、世界をリードしてきました。
アメリカとの結びつきも強く、経済大国としての地位を築き上げたのです。
特に戦後は多くの人々が一つの目標に向かい、豊かな生活を夢見て懸命に働いてきました。
アメリカの影響も強く受け、自分の住まいと家電に囲まれる生活を実現するべく、昼夜問わず働いてきたんです。

戦後日本が飛躍的に伸びた理由

勤勉な国民性と、手先の器用さといった日本人独特の特性を生かし、工業分野でも大きくその才能を発揮し、世界に誇る精密機械などの開発に成功しました。
どの国の製品よりも緻密で、正確でありにニーズは高まり、世界一の品質になっていったんです。
こうしたことから国民の生活もみるみる豊かになっていきました。
収入も高まり、多くの人がニュータウンの団地に住み、白物家電と言われる三種の神器を購入し、高度成長期には国民皆中流を実現できるまでにいたりました。

バブル期には数千万円数億円の株式投資や不動産投資に成功する者も

バブル期には入ると、サラリーマンでさえ豊かな生活が実現でき、中には数千万円数億円の株式投資や不動産投資に成功する者もいました。
誰もがこのまま日本は好景気で、誰もが豊かな生活を享受できると信じて疑わなかったのです。
しかしそこにやってきたのが、バブル崩壊でした。
バブル崩壊により土地などの資産価値は下落し、株価も大幅な値下げとなりました。
そのことで倒産に追い込まれてしまった企業も数多く存在します。

リーマンショックで多くの失業者を生み出す

それに次いでいやってきたのがリーマンショックでした。
大手証券会社の倒産は経済界に大きな打撃を与え、失業者を生み多くの人の仕事や人生を奪っていきました。
ようやく徐々に景気が回復するかと予測されだした途端、コロナウイルス感染拡大が日本だけではなく世界に打撃を与えるようになったんです。

コロナウイルスの脅威

コロナウイルスは人と人のコミュニケーションを妨害し、人の動きを完全に抑制してしまう恐ろしい脅威です。
人とのコミュニケーションや接点が無くなるということは、今までの経済活動や日常が全て奪われていくことにほかなりません。
ウイルス感染拡大を懸念し、飲食業や旅行業をはじめとするあらゆる業種が経済活動をストップせざるをえなくなっています。

社会的立場の弱い女性や子供が犠牲になっている

それに伴って雇用も不安定になり、失業者や倒産を多く生み出す結果となったんです。
このように経済面ばかりが危惧されますが、人が生きていくこと、貧困についてはあまり中止されていない現実があります。
とくに社会的立場の弱い女性や子供が犠牲になっていることは紛れもない事実なのです。
日本でパートやアルバイトなど非正規で働く女性が多い国です。
そのためいコロナ禍で一番に打撃を受けるのは、こうした女性であることを忘れてはいけません。

飲食業は特にアルバイトやパートの女性で成り立っている

飲食業は特にアルバイトやパートの女性で成り立っており、こうした職場で働いていた女性は今では家賃どころか食事も十分に食べられない状態になってます。
行き場がなく、路上生活を強いられている女性も実際には存在し、早急な支援策が必要です。
こうした貧困女性を支援すべく、NPO法人やボランティア団体が寄付を募って食糧支援などを行ってます。

生理困窮者という女性まで存在

特に生理困窮者という女性まで存在しており、NPOやボランティアだけではなくあらゆる自治体でさらなるサポートが必要であるのは言うまでもありません。
また困窮した女性は、自分が貧困であることをなかなか言い出せないという人も少なくないです。
しかし路上生活をしてしまうと病気やコロナ感染のリスクの他、女性であれば性的被害や暴力を受ける可能性もあります。
そのため命を最優先し、自治体などに生活保護や支援制度の相談に行くことが何よりも大事です。

子供もコロナ禍では大きな犠牲になってる

また子供もコロナ禍では大きな犠牲になってるのです。
特にシングルマザーで育てられている子供の貧困は深刻です。
女性一人でも苦しく貧しいところに、さらに子供の食費を賄っていくのは至難の業と言えるでしょう。
そこでボランティア団体などは子ども食堂と言って、子供を対象にした食料のサポートをおこなっています。
子ども食堂に行けば、どんな子供も楽しく食事をさせてくれるサポートです。

子ども食堂で癒される子供が多くいるのが事実

シングルマザーなどであると子供は食事を一人で取ることも多いんです。
一人で孤独に食べる食事は味気なく、体だけではなく心の栄養には決してなり得ません。
子ども食堂に行けば、同じような年齢の同じような境遇の子供たちと一緒に食事を共にすることが可能です。
笑顔で会話を楽しみ、食事をとれることは心の栄養になります。
緊急事態宣言下では大勢では食事することができず、お弁当の配達になっていますが食堂の人々との心のつながりは維持されています。
子ども食堂では有志やボランティアの管理栄養士などが調理に当たっているので、健康面でも十分配慮されてます。
そのため子ども食堂を利用することで良い食育にもなってるんです。

まとめ

子ども食堂では不定期ながら親子の懇親会やパーティーなどのイベントも行われます。
子供だけではなく、親の見守りや心の安定、よりどころになっているのも事実です。
まだまだ先の見えないコロナ禍で、こうした支援の輪が広がることを切に願わずにはいられません。
日本ユニセフ協会 UNICEF東京事務所より一部引用)